画像測定機のピクセル補正の目的は、画像測定機で測定された物体のピクセルと実際のサイズの比率をコンピュータで取得できるようにすることです。画像測定機のピクセル補正方法がわからないお客様が多くいらっしゃいます。そこで、HANDINGでは画像測定機のピクセル補正の方法をご紹介します。
1. ピクセル補正の定義:表示画面のピクセルサイズと実際のサイズの対応を決定することです。
2. ピクセル補正の必要性:
① ソフトウェアをインストールした後、初めて測定を開始する前にピクセル補正を実行する必要があります。そうしないと、画像測定機で測定された結果が間違ってしまいます。
②レンズの倍率ごとにピクセル補正結果が対応しているので、使用する倍率ごとに事前ピクセル補正を行う必要があります。
③ 画像測定機のカメラ部品(CCDやレンズなど)を交換または分解した後は、ピクセル補正も再度行う必要があります。
3. ピクセル補正方法:
① 四円補正:画像エリア内の十字線の4つの象限に同じ基準円を移動させて補正する方法を四円補正といいます。
②シングルサークル補正:補正対象エリア内で基準となる円を画面中央に移動させる方式をシングルサークル補正といいます。
4. ピクセル補正操作方法:
① 手動キャリブレーション:キャリブレーション中に基準円を手動で移動し、手動でエッジを検出します。この方法は、通常、手動画像測定機で使用されます。
② 自動キャリブレーション:キャリブレーション中に基準円を自動的に移動し、エッジを自動的に検出します。この方法は、通常、自動画像測定機で使用されます。
5. ピクセル補正ベンチマーク:
ピクセル補正には弊社が提供しているガラス補正シートをご利用ください。
投稿日時: 2022年10月19日